マーケティング界で有名な言葉に、「ドリルを買う人が欲しいのは穴である」という言葉があります。T・レビット博士の著書「マーケティング発想法」に書かれて世界的に有名になった言葉です。
ざっくりばっくり説明すると、『ドリルを買いに来た人は穴を開けたいからドリルを買おうと思ったのであって、穴が開くのであれば本当はドリルでなくてもかまわないかもしれない』という話です。
マーケティングの本を読むと、だいたいどの本にもドヤ顔でこれか似たような言葉が書いてあったりします。
いや。
ホンマに?
なんかおかしくない?
穴なんか空けないのにドリルが欲しくて買う人いるでしょ?
例えば、消費行動がブランド買いの人。
結構な割合でいると思います。
彼らは穴よりもドリル派だと思うんですよ。
いや、違うのか?
自己掲示欲もしくは所有欲を満たす事が目的(穴)なのであって、その結果購入するものがブランド(ドリル)になるのか。
なんだよ。
博士合ってんじゃん。
ちなみに僕は穴を開けないのにドリルが欲しくてドリルを買いました。